シーリング・コーキングについて
シーリングの劣化症状について
家を建ててから、まず最初に傷みだすのはシーリング箇所です。
症状や傷んでしまう原因も様々ですので、対策と一緒にご紹介します。
外壁とシーリング材との間に隙間ができる
【原因】プライマーの塗りムラや忘れ、接着強度が弱い
プライマーをしっかり入れ三面接着を防ぐため底部分にボンドブレーカーというテープを貼った後にシーリングを打って対策をします。
シーリング材の真ん中が切れてしまう
【原因】コーキング材自体の劣化や寿命がきてしまった
コーキングのうちか絵が必要になります。
打ち替えの時に耐久性のよいシーリング材を選びます。
下地部分が見えてしまっている
【原因】シーリング材の厚み不足や、厚みの確保不足等
ボンドブレーカーを貼りシーリングを打ち厚みを確保することやカバー部材で覆うなどの方法があります
シーリング材がとれてしまった
【原因】プライマー不足やシーリング材を選定不足など
しっかりとプライマーを塗り、耐久性のよいシーリング材を選ぶ
シーリング(コーキング)の寿命と替え時期
通常シールの寿命は5年~10年と言われています。
しかし、立地や環境によっても傷み具合が変わったり、鉄骨、木造によっても変わってきます。
また南向きや北向きの紫外線などの当たり方によっても変わりますので、目安としては10年を超えたくらいで
しょうか。
打ち替え工事には足場なども必要となります。
シーリング(コーキング)工事の工程
① 工事前
築13年を経過したお家です。シーリング仕様はオートンサイディングシーラントになります。
② 現況調査
現状は下地が見えてしまい傷んでいます。防水性能はありません。
③ 撤去
既存シーリング材を撤去していきます。
④ 養生・プライマー
養生テープを貼り、接着させるための専用のプライマーを塗ります。
⑤ シーリング打設
シーリング材を埋めていきます。
⑥ ヘラ
ヘラでシーリング材を押さえていきます。
⑦ テープ撤去・完了
養生テープを撤去し完了です。